■●労働保険(労災&雇用)
保険料の処理
サイト目次を飛ばして本文へ



●労働保険(労災&雇用)
保険料の処理

 保険料は前払いで、年に1度(分割なら3度)の出金となります。

 しかし、その払うお金は、前年度の保険料の差額精算と、本年度の保険料とが混ざった金額、しかも、本年度の保険料はとてもドンブリな金額なので、きれいでスマートな会計処理はほぼ不可能です。
 そこで「労働保険前払金」と言う勘定科目を作ってそこから保険料を払い出し、毎月給料が出るたび(はっきりした保険料が計算できる様になるたび)に「法定福利費」から振替する形の伝票操作をする事になります。

 各お店や事務所を本社でまとめて労働保険の手続ができる様に届出をしている場合、各お店に費用の振り分けをする事になりますが、保険料は元々ズレをたくさん含んだ金額ですので、年度中の出費を年度中にきれいに振り分ける事は最初から無理です。「保険料は給料×料率で決められている」のですから、給料が出るたびに給料に従って振り分ける様にします。

 労災保険分は、100%が会社負担で、純粋に給料×料率で決まります。
 雇用保険の本人負担分は、給料×本人負担分の料率となり、給料から天引きします。(一般保険額表は、平成15年5月に廃止されました。平成17年4月からは使用できません)
 雇用保険の会社負担分は、給料×料率−本人負担分となります。



吉田社会保険労務士事務所 (c) NYAN@chimaki-tei 2001/2015
お問い合わせ先