2005-09-25

愛・地球博 ちまきの採点表

その他の施設など

アートプログラム(各コモン)
コモン1に変なくねくね像があるなと、初めて来場した時から気になっていたが、まさかそれがいろんなアーティストが各コモンで展示を競っている作品群のひとつとは知らなかった。どれもこれもなかなかシュールで、マップ片手に見て回るのも面白い。
185パフォーマンスサーキット(グローバルループ)
このイベント名やその内容はFM-LOVEATHでよく耳にしていたので知っていたのだが、見た事のあるそれがこのイベントだったとは、かなり後になってから気がついた。「何か邪魔くさいのが来たなぁ」と言うのが第一印象。華やかな衣装で練り歩くパレードの様なもので、楽しいと言えば楽しいんだろうけど、混雑時は楽しんでいる余裕もなかった。
アクトロイド(各ゲート)
テレビや写真で見る限りはちょっと不気味君なのだが、実物を見ると生身の人間にかなり近くて、全然違和感がないのに驚いた。1時間のうちの30分は休憩しているのだが、9月に入ってから長蛇の列の人気スポットになってしまい、かなりお疲れの様子でお肌が荒れて来ていたのが可哀そう(ロボットでも肌荒れするんだね)。周囲の雑音に阻まれて会話が成立しにくいが、表情はとても豊か。ボケっぷりが見事な天然キャラで、かなり面白いお姉さんだった。実用化は間近だろう。
愛・地球博郵便局(各ゲート)
各ゲート毎に局名がついているのかと思いきや、全てのゲートで同じ消印を押していた。各局で役割が違うらしいと聞いた事があるが、よくわからない。普通の郵便局同様の消印のラインナップがある上に、風景印も各種取りそろえていて、一覧表の中から押して欲しい消印を指定して押してもらえるのがとてもよかった。さすがにつくば博の時の様に「未来の自分に差し出し」みたいなイベントはやってなかったけど、これはやっぱり仕方ないだろう。
天水皿n(瀬戸会場)
瀬戸万博だと言う事で、せとものの街瀬戸が根性を出して作った直径30mの皿。30mの大皿と言う事ではなくて、小皿を集めて作ったオブジェなんだけど、何が目的でそれがここに置かれているのか、どう言う意味があるのかが理解出来ない。万博との関連性もなく、とても痛々しい。
FM-LOVEARTH
普通にCMが流れる普通の民放FMのスタイルを取っている。海外からの客の誘導にもひと役買うべく多国語放送を行うと聞いていたのに、ほぼ全てが日本語で、他国語は1時間に1回程度「万博にようこそ」としゃべるだけ。道路交通情報と駐車場情報と電車情報とバス情報をバラバラに、タイムテーブル通りに放送する等、情報源としては使えない放送局だった。それが8月末から劇的に変わって、必要時に適時それぞれの情報を組み合わせたり、英語がしゃべれるDJ(4人のうちの2人)が英語でも案内したり、公的情報ではない裏技的な混雑回避案内をしたり、臨機応変な放送をする様になった。最終月になった途端に当たり前な放送になったのは、内部で何かがあったのか? 毎日聴いていたが、さすがに毎日だと、今日は混んでいるか空いているかが、FM-LOVEARTHだけでわかる様になってしまった。音楽中心の放送で、スローな語り口と曲調に気を遣っていたらしい。久々にZIP-FMを聴いてみたら、口調がやたらせわしなく感じた。
長久手サテライト会場
長久手町が作ったサテライト会場。ごく普通の芝生公園に仮設のステージと数点の建屋を建てて、屋台が並んだと言った感じの、町のお祭り会場と言った感じだった。長久手会場からかなり近いのに、始終閑古鳥だったらしく、はっきり言ってもったいない。
長久手サテライト会場 長久手町・ワーテルロー市共同館 (フリー入場)☆☆★
古戦場つながりで姉妹都市提携している両市共同のパビリオン。両市それぞれの古戦場グッズが並んでいて見応えがあった。日本の戦についての資料はあちこちで見かけるが、ヨーロッパの古戦の資料は初めて見るので、貴重な体験が出来て嬉しかった。
ささしまサテライト会場 デ・ラ・ファンタジア
名古屋市が作ったサテライト会場。20年以上も前から鬼っ子の様に存在する巨大な遊休地を、今度こそ開発成功させようと思って万博会場にしたものだが、すでに今回も思惑が頓挫してしまう気配が漂っている。入場料は無料だが入館料でお金がかかると言う、万博とは逆のスタイルを採用している。ただ雰囲気を楽しむだけならお金はかからない。ごく普通のテーマパーク的な作りなので、ただ普通に遊びに行っただけで充分楽しめる点が、自分で楽しみ方を見つけなければならない万博とは決定的に違っていた。ちなみに食料に関して「万博物価」なんて事はなかった。
ささしまサテライト会場 デ・ラ・ファンタジア ポケパーク
ポケモンをテーマにした遊園地。雰囲気だけでもとっても楽しい。ただし、乗り物はどれも高い。「13種ある乗り物に全て乗ると、レアカードをプレゼント」なんて事をやっていたので、お父さん達は多大なる出費に悲鳴を上げていた。テーマがポケモンなので、テレビ愛知以外のテレビ局がなかなか特集を組めなかったのが惜しかったかな?
ささしまサテライト会場 デ・ラ・ファンタジア スターウォーズ展
スターウォーズに使われた模型や衣装や背景画の実物がズラリと並ぶ展覧会。時代と共に手法が変わって行くのが見れて、とても興味深かった。一応売りとしてはスターウォーズ3についてのグッズや映像がいち早く見れると言うものだったらしいが、あまりの展示のすごさに、そんなのどうでもいいやって感じだった。
新世紀名古屋城博(名古屋城)
万博は「愛知」を冠していて名古屋色が全くないので、カヤの外になるのを恐れた名古屋市が万博の併設イベントとして開催した。名古屋城から金のシャチホコを降ろして愛・地球博の開会式に参加させ、屋根の上に戻さずにそのまま名古屋城博で展示した。行列のひどさは万博並だった。「博覧会と言えば金シャチ」と言うのはパリ万博の頃からの伝統で、名古屋市民は歓迎しまくり。今回は、間近で見れるだけでなく、手で触われる様にしたのが画期的。会期が3か月限りだったのは残念だが、それでも金シャチはかなり痛んでしまったらしい。メンテナンスの結果、金シャチはピカピカに光り輝く様になったので、名古屋城の上でやたらと目立つ様になった。
古代エジプト展(名古屋市博物館)
愛・地球博の併設イベントだったのかな? 万博の入場券を見せれば、入場料が割引になった。行列のひどさは万博並だった。古代エジブトの遺物のホンモノがズラリと展示される、見応えバッチリな催物だった。ただ、それら異文化の遺物をコレクションして分類してカタログするのが何より崇高であるとする西洋人的感覚による展示の仕方がされていて、古代エジブト人の人となりや生活が全く感じられない展示だったのが、とても残念。