2005-09-25

愛・地球博 ちまきの採点表

グローバルコモン1

イエメン館 (フリー入場)☆☆★
世界遺産であるサヌア旧市街の雰囲気をそのまま持って来たと言うのがウリのパビリオン。館内全部がバザールになっていて、とても活気がある。その上、絶え間なく笛の音も鳴り響いていて、多分万博で一番賑やかなパビリオンだろう。品物はほぼ全部アクセサリー、値段は交渉次第。相手の様子を見て、見合った品を薦めて来るので、子供でも安心なバザールになっていた。
イラン館 (5分待ち)☆☆★
「子供と教育」と言うテーマで統一されていて、見応えはある。でも、混雑しているのは館内奥のざくろジュースの販売のせい。じゅうだんの展示販売が派手。
インド館 (フリー入場)☆☆★
インドでは広場に植えられた巨木に人が集まって憩うそうで、館の中央に巨木のオブジェを配して展示を行っていた。仏教美術が並んでいたかと思えばスパイスが並び、民芸品やIT産業の展示もあって、まさに何でもアリ。順路に従って進むと強制的に2階のバザール空間に導かれる点がとてもしたたか。こじゃれていて結構楽しいパビリオン。
カタール館 (5分待ち)☆☆★
漁業の国らしく、魚に関する展示が多かったのが意外。世界の天然ガスの液化事業をこの国に集約しようとたくらんでいるらしい。かと思えば民芸品も並んでいて、やはりこの国も他の産油国同様に伝統と科学の折り合いに悩んでいる様だ。カタールと日本の子供達の絵が並んでいたのがとてもよかった。
サウジアラビア館 (10分待ち)☆☆★
石油発見前の古いサウジと、現代のサウジとに展示が分けられていて、面白い。館内のシアターでは13分間の映像でサウジアラビアの国情を紹介していたが、これもよくまとめられている。現代化も行く所まで行ってしまったんで、伝統に戻ろうとする揺り戻しがあるんだねぇ。
バングラデシュ館 (フリー入場)☆★★
デコリキシャの展示がメインになっていて、他には民具や民芸品が少々。食堂の方が盛況で、展示は二の次だったのかな?
スリランカ館 (フリー入場)☆☆☆
やたらとでかい館内は非常に歩きやすい(どんなに入館者が多くてもフリー入場だし)。小さな国なのに大金持ちぶっているのは社会主義国だから? 工芸品の展示はどれも実演を徹底させていて、楽しめる。パネル展示で仏教と津波について展示。中央に仏廟があって津波支援の巨大な募金箱に賽銭がてんこ盛りになっていた(数百万以上入っていそうな感じ)。天井がとても奇麗なのが盲点。
韓国館 (入館10分待ち・館内60分待ち)☆☆★
館内は五行に分けられていて(四神と勘違いして「何かおかしい」と思ってしまった)、ハイテクと古さとが一緒になった独特な雰囲気を作っていて、とても印象がいい。一方の3Dアニメ、内容は、まぁこんなもん? 感動巨篇を13分にまとめたのが変な印象の原因? 国を挙げての作品なんだろうけど、ご愁傷様としか言い様がない。
中国館 (フリー入場)☆★★
壁面が中国の歴史を表すレリーフになっていて、そのレリーフの合間に骨董が展示されていた。銅鐸が叩き放題になっていて「銅鐸ってやっぱり楽器だったんだ」と納得してしまった。
ネパール館(フリー入場)☆☆☆
仏廟が中央に鎮座しているだけのパビリオンだが、妙に落ち着く雰囲気がよい。精密な曼陀羅も見ごたえバッチリ。ブッダの出生地である事を強調していた。
パキスタン館 (フリー入場)☆★★
壁面にレリーフでパキスタンの人々の様子が描かれていて、それがメイン展示っぽかった。他には古代の彫像などのレプリカが並んでいる。国情がよくわからない展示だと思った。
ブータン館 (フリー入場)☆☆☆
「国民総幸福」をモットーとする国なので、もっとその辺を強調した方がいい様な気がする。ものすごくお金がない国なのに、とても頑張って展示をしていて、国民の豊かな暮らし振りがとてもよく伝わって来た。他の仏教国パビリオン同様に、中央には仏廟が鎮座していた。
モンゴル館 (フリー入場)☆☆★
化石とゲルと朝昇龍に関する資料が展示されていた。ゲルの中に入れなかったのが残念。
中央アジア共同館 (フリー入場)☆☆★
シルクロードがテーマのパビリオン。何と言っても中央に鎮座ましまししている涅槃仏が目立つ。模型とは言え、実物大はすごい迫力。カザフスタンのブースには本物の宇宙服の展示もあった。共同館であるものの、収容国数に比べて館自体がとても巨大なので、展示はとても充実していた。