メリット&デメリット
会社側 | 従業員側 |
- ○社員が問題を起こしにくくなる
- 社員に、権利だけではなくて義務もあるのだと言う事を、わかってもらえる様になります。理不尽を言われる事が少なくなります。
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- ×社員にしばりをかける
- これまでばく然と存在していたルールが文章になってはっきりする事によって、少々息苦しくなるかも知れません。問題社員にとっては深刻かも知れません。
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- ○問題が起こった時のリスク回避
- もめ事が起こり、裁判に持ち込まれてしまった時に、裁判所は就業規則にどう書かれているかで判断をします。社員のゴネ得を防ぐ事ができます。
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- ×会社にしばりをかける
- それまで社長の胸算用で切り盛りしていた所へ、守るべきルールが出現する事になります。社員が就業規則に基づいて権利を主張して来た時に、拒否する事ができなくなります。
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- ○働く時の基準ができる
- 社長の気分次第でコロっと基準が変わる心配がなくなる上に、何をやるべきなのか、何をしたらいけないのかがはっきりするので、安心して働ける様になります。
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- ○問題が起きた時の仲裁役となる
- 会社と社員の両方をしばるためのルールなので、もめ事が起きた時に「就業規則にはどう書かれているか」で問題を解決できる様になり、話がこじれにくくなります。
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- ○従業員の士気が上がる
- 社員が安心して働ける様になり、士気が上がる事によって、業績UPも期待できます。
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- ○色々な処遇の基準になる
- 賞罰やお見舞いなどのものさしがはっきりする事により、「○○さんの時はこうだったのに」と言われてトラブルになる事がなくなります。
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特に、解雇についてのルールを決めておかないと、実は解雇をする事もできないのです。ルールなしに社員を解雇した場合、もしも裁判所に駆け込まれでもしたら、裁判に負けてしまう事になります。就業規則の整備は、会社のリスク管理の一部と考えて下さい。