日本に住んでいる人は、例外なく自動的に、年金の加入者になります。
子供は加入者ではありませんが、20歳になったら自動的に加入します。だから、日本国内には「私は年金に入っていないから」と言う人は、一人もいないのです。
ただ、自動的に加入すると言っても、社会保険庁のコンピュータが国内の全国民を完全に把握しているかと言うと、どうしてもモレが出て来ます。未だ年金手帳なんか見た事もないとか、一度も請求書が来た事がないとか、年金を天引きする様な会社に勤めた事がないと言う人は、「私はここにいるよ」と手を上げないと、社会保険庁のコンピュータには登録されません。でも、登録されていなからと言っても、加入者である事には違いはありません。ただ、データがないので、加入者宛のご案内が送れない状況になっているに過ぎないのです。
それが証拠に、歳を取ってから名乗り出ても、送られて来る年金手帳には、加入日欄に20歳の誕生日が書かれています。
払う年金では、皆さんは3つのパターンに分けられます。払い方もそれぞれ違って来ます。
日本に住んでいるのであれば、必ずこの3つのグループのどれかに属しているのです。
1号と3号の人は、20歳から入る事になりますが、2号の人の上乗せ部分については、会社に勤めているのであれば、20歳になる前でも入る事になります。
年金を払う側の立場でなければならないのは、1号と3号の人で60歳になるまで、2号の人は70歳になるまでです。
1号(のうち払った期間)+2号+3号の期間の合計が25年以上になると、年金をもらう権利が生まれます。25年にひと月でも足りないと、年金はもらえません。