■社会保険労務士試験
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社会保険労務士試験

受験資格

 大学での一般教養の単位がそろっている事が条件になります。つまり、短大卒でも大丈夫で、一般教養の単位がそろってさえいれば大学を卒業していなくてもOKです。この条件を満たしていなくても、実務経験の年数によっては受験資格をパスするケースもありますので、詳しくは受験関係の資料を当たってみて下さい。

試験内容

  • 毎年1回、8月に試験が行われます。
  • 午前の部が選択式試験、午後の部が択一式試験の2部構成。
  • 選択式試験は文章の穴埋めで、選択肢の中の単語から正しいものを選び出します。法律の試験なので、ある程度法文を正確に覚える必要があります。8教科5問ずつ1時間20分です。
  • 択一式試験は、5つの文章の中から正しいもの(間違っているもの)をひとつ選び出します。法律の具体例について問われますが、悲しい位にひねくれた問題ばかりです。7教科10問ずつで3時間30分です。はっきり言って時間が足りません。

難易度

 他の試験でよく見かける「xx点以上」と言う合格のさせ方ではなく、「上位x,xxx人」と言う合格のさせ方なので、受験者数が多ければ多いほど合格ラインは上がります。昨今の資格ブームで社会保険労務士は大変難しい試験になってしまいました。

 おまけに、各教科ごとに足切りがあり、科目合格の制度もないため、ちょっとやそっとでは合格はできません。「3回受ければもしかして」状態で、結局合格できずにあきらめる人の方が多いみたいです。

 もちろん弁護士みたいに「10回受ければ」ほど難しくはありませんが、かと言って「本買って読んで解いて」ではとても無理で、本腰を入れて1年2年がんばる覚悟がいります。できれば学校に通った方がいいでしょう。

資格取得

 試験に合格しただけでは社会保険労務士になれません。次のハードルを超えなければなりません。

実務経験2年以上
会社での総務人事でも、社会保険労務士事務所での補助でもいいのですが、実務経験が必要になります。
そう言うのとは縁のない人のために、全国社会保険労務士会連合会が実務経験の代わりになる半年間の講座を開いています(それなりにおねだんが高い)。
社会保険労務士名簿に登録
合格証書のコピーと実務経験の証明書と申請書を、県の社会保険労務士会経由で全国社会保険労務士会連合会に送ります。
もよりの県の社会保険労務士会に入会
必ず入会しなければなりません。(入会手続は、かなりおねだんが高い)。


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