ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)は、色々な機能をどんどんつぎ込んで行くにつれ、どんどん作るのが難しい高度で複雑なプログラムになって行きました。一見して、国産のブラウザも数多くある様に見えるのですが、ほぼ全てが Internet Explorer の部品をそのまま組み込み、操作性に関する部分だけを作成したものばかりです。それらのブラウザには Internet Explorer のセキュリティホールがそのまま存在しています。
ですから、厳密な意味ではブラウザの種類は少なく、国産ではわずかに Just View がある程度です。(Just View = ジャストシステム社の一太郎のオマケ。古い製品なので、今では正常な表示にならないページの方が多いです)
Windowsでは、日本語でも安心して薦められるのは、わずかに次の2種のみになります。
- Firefox(無料)
- ネット上で世界中の有志が集まり、Mozilla と言う名のブラウザの開発が進められています。Firefox は、その Mozilla のブラウザ機能の部分だけを分離独立させたものです。
Mozilla は、Internet Explorer に張り合うために、重厚長大な作りになっていて、余力のあるパソコンでないと使うのが辛いかも知れません。一方、Firefox は割に軽いのですが、標準では非常に単機能で、自分好みの使い勝手なブラウザにするには知識が必要となります。
Firefoxの正式版発表以降、Firefoxは破竹の勢いでシェアを伸ばしており、いずれは Internet Explorer と互角に張り合うまでになると思われます。
たまに、セキュリティホールが見つかります。
- Opera(無料)
- Internet Explorer と Forefox に次ぐ「第三のブラウザ」と呼ばれているのが、このノルウェー産のブラウザです。
企業が商品として作っているので、Internet Explorer や Forefox 同様に作りはしっかりしています。
どのパソコンでも軽快に動く事を売りにしており、使い勝手に工夫がこらされているのも特徴になります。かなり自由に使い勝手を変更する事ができますが、そのためには知識が必要になります。
かなり昔の古いパソコンでもキビキビと動いてくれます。
2005年9月に完全無料化されました。Operaユーザーがgoogleで検索をするとgoogleからOpera社に謝礼が支払われ、そのお金でOpera社は収益を上げる仕組みになっています。
たまに、セキュリティホールが見つかります。
Windows Update や Office Update は、Internet Explorer でしか利用する事ができないので、Internet Explorer を完全に捨て去る事は、現実問題としてできません。
そのため、上記のブラウザをインストールして使い始めたとしても、Internet Explorer は補助用として残しておく必要があります。
ちなみに私は、Opera を普段使いにし、Firefox を補助に使っています。