公的年金制度に対しての、ばく然とした不安が広がっています。制度の担い手である社会保険庁への風当たりも厳しくなっています。
年金制度は、長年に渡る手直しの結果、専門家にとっても難しい制度になってしまいました。「訳のわからないもの」と言うイメージが「怖い」「危ない」と言うイメージにつながり、制度の問題点の本質が見えにくくなっています。
この本では、「どうしてこの世に年金が存在するのか」と言った、制度以前の根本的な部分から年金を知る事に、重点を置いて進めて行きます。
今まで日本中で誰も語らなかった「年金のきほんの『き』」を、この本が解説します。
本当に年金は破綻するのか、マスコミに躍らされる事なく、自分で判断出来る様になっていただきます。
あなたもぜひ、自分の言葉で、年金を語れる様になって下さい。そして、周囲の人を巻き込んで、年金について語って下さい。
市井の井戸端会議が、やがて国民共通の認識に変わり、いずれはそれが、この国の進路を決める原動力になるでしょう。
この本は、この様な編集方針ですので、他の方が出している年金解説本や年金メルマガの様な、現行制度について解説する事はほとんど行いません。
すでに年金をもらっている人や、もうすぐもらう人にとっては、あまり関係のない内容となってしまいます。そのために、タイトルに「若者の…」と冠しました。(もちろん、お歳を召した方が読んではいけないなんて事はありません)
S59/02 | 20歳となり、国民年金に加入したらしい。当時の学生は任意加入だったので、本当はS63/03までの間は「未加入」のはずなのだが、社会保険庁の記録によると、この時点で加入して「未納」していた事になっている。 |
---|---|
H01/03 | 20歳になってからこの月までは、未納。(合計5年2か月) |
H01/04 | 市役所から年金手帳と納付書が送られて来て、生まれて初めて年金の存在を知る。社会保険事務所からは過去1年分の納付書も送られて来たが、意味がわからなかった。過去の分は払わずに、この月から払い始める。(以後、未納なし) |
H09/09 | 厚生年金基金に加入。 |
H10/02 | 国民年金に戻る。 |
H10/11 | 年金について勉強し始める。 |
H13/04 | 付加年金を払い始める。 |
H14/11 | 年金コンサルタントとなる。 |
現在 | 国民年金と付加年金に加入中。 |
将来 | 65歳になるまで任意加入し、未納の5年分を取り戻すつもりでいる。 |
扱うテーマが「年金」と言う制度と法律に関するものではあるのですが、概念的な部分を取り上げるため、どうしても厳密さや正確さに欠ける傾向にあります。ですから、何かの判断の参考にする場合や手続きを行う時は、必ず別の情報源でも確かめて下さい。このページの記事により損害が発生しても、補償は一切いたしませんので、あらかじめご了承ください。