■年金講座 はじめに
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年金は本当に破綻するの?〜若者のための年金講座

はじめに

 公的年金制度について、ばく然とした不安が広がっています。継ぎはぎだらけでわかりにくい制度な上に、ほとんどの人が誰からも年金について教わった経験がないと言う状況が、この国の年金制度を「わけのわからないもの」にしてしまっています。
 改革の方向が見えて来ないのは、『危ない』と言う気持ちが漫然と広がって来ているのは、この国には年金について語れる人があまりにも少ないからなのではないかと私は考えています。
 どの本を読んでも載っていない、誰も教えてくれない年金の『基本のき』を、もっと皆が知るべきなのです。

 このメルマガではタイトルに反して、年金の破綻の可能性についてはほとんど触れません。その代わり、本当に危ないのか、改革はどうあるべきなのか、皆さんが自分で考えて判断出来る様になってもらうべく、年金のお話を進めて行きます。
 そんな編集方針なので、他の方が出している年金本や年金メルマガにある様な、現在の制度のしくみについての解説には、あまり触れない事になってしまいました。
 ですから、すでに年金をもらっている人や、もうすぐもらえる人には、ほとんど関係がないメルマガになっています。そのため、タイトルに「若者のための」と入れてみました。(だからと言って、もちろん若者じゃなきゃ読んじゃいけないなんて事はないのですが)

 あなたもぜひ、年金について語れる人になって下さい。そして、周囲の人達も巻き込んで、年金について語って下さい。
 皆で語り合えば、自然と、年金制度がどうあるべきかが見えて来るはずです。ちっちゃなひとつの井戸端会議には、何の力もないかも知れません。しかし、そう言う国民ひとりひとりの気持ちの積み重ねが、この国の進路を決める原動力になるんだと言う事も、覚えておいて下さい。

著者略歴
S59/0220歳となり、国民年金に加入(したらしい)。当時学生は任意加入だったので、本当はS63/03までの間は「未加入」のはずなのだが、社会保険庁の記録によると、この時点で加入して「未納」していた事になっている。
H01/0320歳になってからこの月までは、未納。(合計5年2か月)
H01/04市役所から年金手帳と納付書が送られて来て、生まれて初めて年金の存在を知る。社会保険事務所からは過去1年分の納付書も送られて来たが、意味がわからなかった。過去の分は払わずに、この月から払い始める。(以後、未納なし)
H09/09厚生年金基金に加入。
H10/02国民年金に戻る。
H10/11年金について勉強し始める。
H13/04付加年金を払い始める。
H14/11年金コンサルタントとなる。
現在国民年金と付加年金に加入中。
将来65歳になるまで任意加入し、未納の5年分を取り戻すつもりでいる。
免責

 このページは2004年7月〜2005年2月に配信したメルマガを再構成したものです。時間の経過とともに、文中の数字にはズレが生じており、また、制度や世情にも変化が生じている可能性がある事を、あらかじめ御了承下さい。
 扱うテーマが「年金」と言う制度と法律に関するものではあるのですが、概念的な部分を取り上げるため、どうしても厳密さや正確さに欠ける傾向にあります。ですから、何かの判断の参考にする場合や手続きを行う時は、必ず別の情報源でも確かめて下さい。このページの記事により損害が発生しても、補償は一切いたしませんので、あらかじめご了承ください。



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