2003-07-15

中山道てくてく紀行 4日目

H14.05/19 鵜沼→加納

雨に降られる

 この日は各務ヶ原から坂祝まで「JR東海さわやかウォーキング」が開催されていました。しかし、便乗しようにも、鵜沼から各務ヶ原までしかルートが重なってません。仕方ないので、さわやかウォーキングの参加者と共に行くのは駅まで、と言う事となりました。
 鵜沼宿から西へと向かうのですが、さわやかウォーキングの参加者とは歩く方向が逆です。でも、いつもと違ってウォーカーがいっぱいいる中を歩くので、ホッとするやらうれしいやら。

 しかし、浮かれているのもつかの間で、鵜沼宿を抜けて国道に出た辺りで、雨が降り始めてしまいました。仕方がないので、各務ヶ原駅で雨宿りをします。
 まだ4kmしか歩いていないものの、ここまでにしようかとも思ったのですが、そのうち降り方も霧雨状になり、天気予報では晴れると言い切っていたので、おそらくこのまま天候が回復するのではないかと判断、30分ほどで雨宿りを切り上げて歩き始めました。

 交通量がかなりある国道をひたすら歩くだけなので、ウォーキングとしてはあまり面白くありません。でも、そのうち、川崎重工の飛行機工場と各務原の飛行場との間を通る様になり、街の景色も変化して来ました。
 国道から旧道へとそれ、六軒茶屋の辺りでまた雨脚が復活して来て、傘なしでは歩けなくなりました。

<昼食>
 交通量の激しい国道沿い&その裏道なので、食事が摂れる店はいくらでもあったのですが、雨宿りもかねて、六軒茶屋でたまたま見つけたラーメン屋に入りました。3回続けてラーメンとは、ほとほと情けなくなりましたが、雨を避けたかったので、悠長に店を探している余裕がありませんでした。

 ラーメン屋では食事が終わった後でも、テレビを見ているフリをして、しっかり30分以上ねばりました。クーラーが効いているとは言え、まだまだ生乾き状態です。しかし、天候が回復して来たので、店を後にしました。
 ここから先は日光も射す様になり、もう天候の心配もいりません。各務原市街を、かなり財政的に豊かな市なのだなと関心しながら進みました。

 昼食からまだ間もないのですが、各務原市民会館でトイレを借りました。かなりきつめの冷房が入っていたので、ここで少々長居をして衣服を完全に乾かす事にしました。
 各務原市街を抜けた所で、日吉神社でまた休憩。新加納の升形を抜けると、風景は一変して田園地帯になりました。
 一見してのどかに見えるものの、昔から水害に悩まされ続けた場所との事で、中山道もわずかでも高い場所を通るべく、ぐねぐねと曲がりくねっています。

 [photo]
【 間の宿 新加納 】

 再び市街地に入ったかと思うと、そこは切通地区。まるで宿場かの様な風景が続いていました。切通陣屋跡で、どうして切通と言う地名なのかという説明板を読みながら小休止。本当にこの辺は水害との戦いに明け暮れていた様です。
 そこから先はもう、岐阜市街だなと実感できる風景が続きます。道の先に見える八幡神社の大木が、なかなか近づいて来ないので、少しイライラしてしまいました。
 八幡神社の前の升形を曲がれば加納宿に入ります。しかし、単なる都会の街並みでしかなく、そこが宿場だと言うのが全く伝わって来ません。岐阜の空爆はそんなにひどいものだったのでしょうか?

 この日は、休憩が多く、どの休憩も長時間なものだったため、ゴールはすっかり夕方になっていました。
 加納宿を抜け、岐阜駅へ通ずる道に折れ、帰途につきました。

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