中山道てくてく紀行 2日目
H14.04/27 落合→大井
登り下りの繰り返し
今回もトド山さんのホームページから地図だけをプリントアウトし、中津川でもらったパンフレットと合わせて持参ました。
中津川駅からは馬籠行のバスに乗車したのですが、さすがに落合宿で下車する人は、私以外にはいませんでした。
地図が不鮮明で、正しいルートがよくわかりません、国道を何度か横断しているらしいのですが、陸橋で渡れる所があれば、赤線しなければならない所もあり、歩いている場所が正しいのかどうかが全然わからないのです。
私は全然知らなかったのですが、中津川市の東側と言うのは、かなり起伏に富んだ地形をしていて、そのために中山道も上がったり下がったりの連続になっています。これはかなり辛いです。
たいへんな急坂を登る所では、地元小学生にまんまと抜かされてしまい、大変悔しい思いをしました。
三たび国道を渡るとカラー舗装の道になり、高校裏のタコヤキ屋を抜けると崖を下る道になります。崖の途中に公園があり、それを降りきると高札場跡、そして中津川宿へと入ります。
さすがにここまで来ると、もう坂など全然ありません。商店街を通り、食べる所をより好みしているうちに、市街地を通り過ぎてしまいました。
- <昼食>
- 時間は少し早いものの、さすがにこの先には何もないだろうと言う予感があったので、中津川にかかる橋を渡った所にあるラーメン屋に入りました。そこそこ美味でしたが、より好みせずに繁華街でどこか入ればよかったとも思ってしまいました。
食べた直後だと言うのに、上宿一里塚跡の道祖神を集めた一角で小休止をしました。
中津川インターのために街道が消失した場所では「一体ルートはどうなってるんじゃ〜」と言いながら少し迷い、それを抜けるとのどかで平らな田んぼ道になりました。
田園を抜けると中山道は林の中へと入り、それを抜けると坂本立場跡。この日はとても暑かったのでバテてしまい、休憩しながらここで打ち切って美乃坂本駅へ抜けようかとも思ったのですが、時間はまだまだ余裕があるので、タップリ休憩した後で続行する事にしました。
急坂を降りると、風景は再び田園になります。少し行くと、茄子川立場があり、足を止めて説明板を読みました。
【 茄子川立場・茶屋本陣 】
少しばかりアップダウンのある農村を過ぎて行き、岡瀬沢にて最近建てられた巨大な中山道の道標を見、開拓碑の説明文を読みながら、休憩を取りました。そこから先、再び林の中へと入り、それを抜けると根津神社。神社前の中山道は延々と下っていて、逆からたどるとこれは辛そうです。
中央道の跨線橋を渡り、明智鉄道のガードをくぐると、ようやく平坦になり、大井宿へと入りました。
恵那もよく来る場所なのですが、宿場として恵那を見た事は一度もなく、雰囲気がよく残っている事にちょっとびっくりしました。が、大井橋を渡ると普通のいつもの恵那市です。
一度行ってみたかった広重美術館を訪問。ひとしきり浮世絵を堪能した後で、売店にて学研の「中山道の歩き方」を発見。「こんな便利なものがあれば、初めから買えばよかった」と後悔しつつ美濃路編のみを購入し、恵那駅から帰途につきました。