2003-07-13

中山道てくてく紀行 1日目

H14.04/20 三留野→落合

峠の茶屋に救われる

 この日から中山道を歩く事にしました。三留野から西へ向かう事とし、トド山さんのホームページから地図だけをプリントアウトして持参しました。
 始発の中央線に乗って8時過ぎに南木曽駅に着き、そこからコースとは逆に1km余りを歩いて三留野宿を見物。そして、三留野宿の北の外れを今日のコースの始点としました。

 南木曽駅手前のJRのトンネルの出口にあるSL公園で小休止。三留野宿−南木曽駅間を往復しただけで、すでに1時間を経過していました。展示のD51は朽ちかけていて、すごく哀れな姿をしていました。
 妻籠宿へ向かう途中で街道をそれて、山の中へと入って行きました。途中で家族連れに出会ったのですが、呼び止められて詰問を受けました。「城山を見に来た」と告げると態度が変わり、にこやかに説明をしてくれました。どうも、タケノコ泥棒と間違われた様です。山頂の妻籠城址で一服して、中山道に復旧しました。

 妻籠宿で猫を相手にしながら休憩をします。まだ時間が早いので、観光客はまばらにしか見かけません。何度も来ている場所ですが、この様に静かにたたずむ妻籠宿の姿を見るのは、初めての事です。
 大妻籠では、古中山道のコースを選びました。
 雄滝&雌滝を見物するためにコースを外れて山道へ入りました。しかし、道がよくわからず、滝を見る事なく結局復旧する事に。
 中山道は、その先で車道から外れて遊歩道となり、いよいよ馬籠峠越えに入ります。が、峠までのこの1.5kmが大変に辛かった。途中、一石立場で休憩を取り、息が上がりながら先へ進むうちに、だんだん行き交う人が増えて来ている事に気がつきました。どうもバスツアーの人達と一緒になってしまったらしいです。
 峠の茶屋が、こんなにありがたいものだとは思いもしませんでした。ちょうど正午だったのですが、ここではおやきを食すだけの休憩にとどめて、先へ進みました。

 [photo]
【 一石立場・一石栃口留番所 】

 車道と遊歩道を交互に進んで行くのですが、一貫して下りなのかと言うと、時々登りもあって、げんなり。でも、見た感じ、この峠は逆からたどった方が楽なのかなと思いました。
 ほどなく馬籠宿に到着しましたが、ここも何度も来ている観光地。相変わらず人が多いです。

<昼食>
 少し遅めの昼食を、馬籠宿内の食堂で取りました。おそばを注文したのですが、残念ながら観光地の味と値段でした。まぁ、これは、仕方がないでしょう。

 半年振りのウォーキングと言う事で体がなまっているのか、この段階で非常に疲れていたのですが、まだ時間には余裕があるので、先に進む事にしました。
 なだらかな農村を過ぎて行ったかと思うと、林の中の石畳になりました。木陰になっているために雰囲気がとてもいい、と思う余裕もなく、とても涼しい事にホッとしながら進みました。やがて道は高原となり、落合川の直前が大変な急坂で、下り道でよかったと胸をなでおろしました。

 落合宿をそのまま過ぎ、国道に出ると、コンビニの2階の喫茶店で時間調整をして、中津川行のバスに乗りました。
 中津川駅の観光案内書で、スタンプラリー付の美濃路の観光案内冊子を入手して、帰路につきました。

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