2001-10-18

献血のごほうび

 赤十字には表彰制度と言うのがあって、いっぱいいっぱいボランティアしてくれた人、いっぱいいっぱい寄付をしてくれた人、赤十字で長年がんばった人などを表彰しています。

 その昔は、献血もこの表彰の対象になっていました。30回、50回、100回献血してくれた人の労をねぎらっていました。どんなにがんばっても年に6回しか献血ができなかったので、実際、一生のうちに100回も献血をしようと考えると、それはそれは途方もない努力のたまものだったので、それなりに意味のある表彰制度だったのです。
 所が、献血の方法に成分献血が加わると、その様子が一変してしまいました。成分献血は年に24回できるので、女子大生が100回表彰とか、ヤングなOLが300回表彰とかもらう様になり、それまでもらうのが大変でそれなりに権威があった勲章が量産される様になってしまいました。
 そこで、献血については、この表彰制度から切り離される事となったらしいのです。

 ちまきも「50回の金の盾もらうぞ!」と張り切っていたのですが、その前に表彰制度がなくなってしまいました。
 しかしそれでは寂しかろうと言う事で、現在では、記念品が配られている様です。

献血30回

 [プレートの図。日本赤十字社の名が入る]

↑ 30回献血を表彰する銀の盾。金属製のプレートが木の台にはめられていて、かなり立派な代物。全国大会への呼び出しがあったが、参加しなかった。

 [ピンズの図。普通のピンズや社章よりもひと回り大きい。ケースには「献血功労賞」とある]

↑ 30回献血記念の勲章。上の銀の盾の携帯版で、大きめのピンズになっている。今にして思うとたった30回で、これだけの表彰をされてしまうと言うのは、隔世の感がありますね。

献血50回

 [賞状の図。赤十字の県支部の市地区長名が入る]

↑ 50回献血の感謝状。表彰がないのは寂しいだろうと言う事なのか、市内のローカルな大会に呼び出されてこれをもらった。

 [おちょこの図。緑色の奇麗なガラス製の杯。献血回数によってガラスの色が違うらしい]

↑ 50回献血の記念に献血ルームからもらったおちょこ。毎日使っていたらヒビが入って玉砕寸前(;_;)

 この他にも、5回記念でネクタイピンを、10回記念でピンズをもらいましたが、どちらも普段使いにしていたら破壊してしまいました。どうせなら、実用に耐えるものが欲しい…