2002-06-07

PC-9801NS/A

PC-9801NS/A
出逢 発売 メーカ CPU Clock Memory HD OS
1998 1994 NEC i486SX
後に
i486DX4
33MHz
後に
75MHz
1.6MB
増設
12MB
240MB
外付
260MB
MS-DOS3.3D

 値段的妥協で仕方なくMS-DOS機を買ったのかと言うと、ただ単にそれだけではなく、PC-9801NSがあまりに突然お亡くなりになったために、突然何もできなくなって途方に暮れてしまったため、Windowsに移行する暇と手間を見送ったと言うのもありました。
 頭にあったのは、PC-9801NSで使っていたもろもろの物を、そのまま使えればベストだと言う事。特に、パソコン本体がお亡くなりになって読めなくなってしまったハードディスクの中身を何とかしたかったので、PC-9801NSのハードディスクをそのまま使える機械をと言うのが第一条件でした。
 そんな中でPC-9801NS/Aを身請けする事となったのです。

 まず、PC-9801NSで使っていたのと同じ容量のハードディスクがついていたのですが、これは仕方がないので予備扱いと言う事で取り外しました。メモリーが12MBも乗っていてラッキーとか思ったのですが、よくよく考えるとRAM-DRIVEに使うにしても大きすぎるし、MS-DOSのメモリーとして使うにしても使い切れないし、結局はメモリー全部を使う事ができない有り様に、涙が出て来ました。
 PC-9801NSで使っていた2MBのメモリーカードは、マシンの早さの足を引っ張る事になるし、メモリーが使い切れない状態でもあるので、装着しませんでした。
 PC-9801NSの青液晶が大変気に入っていたので、液晶が白黒になってしまって残念に思いました。青液晶を換装してやろうかとも思ったのですが、暇がなくて未だに手をつけていません。
 逆に、PC-9801NSにはなかったモニター端子があるので、主を失っていたPC-9801RX用のモニターに接続して、デスクトップみたいな使い方を始めました。
 他、SCSIハードディスクも、音源ユニットも、マウスも、PC-9801NSの環境そのままに引き継ぎました。

 CPU的には、i386SX 12MHz から i486SX 33MHz になったので、MS-DOSではすでに「うわぁ〜、めちゃくちゃ早いなぁ」状態。でも、ODPソケットが空いているのが気になっていたので、ここに何か入れれないかと思いました。おそらく、あと半年か1年すれば、PC-9801NS/A用のオプションも全然手に入らなくなる状態になる様な気がしたので、急ぎ秋葉原中を歩き回って、ワゴンセールになっていたi486DX 75MHzのCPUを確保、装着しました。
 もう、「めちゃくちゃ早いなぁ」状態を通り越して「MS-DOSでこんなに早いの、何に使うんだよ」状態になってしまいました。エコロジーのベンチマークだって、まともな計測などできない領域です。
 あんまり動作が早いので、面白がって、コミケットで買って来ていたソフトの中からMAG(と言う画像の形式。日本国内でMS-DOSでは、これが事実上の標準形式だった)のファイルをかき集め、一定時間ごとに切り替わる様にして「壁紙だぁ〜」とかやって使ってました。

 スペック的には、ぎりぎりでWindowsが走る状態(画面が640×400で、縦に80dot足りないので、特別なテクニックは必要)だったのですが、特に「そこまでしなくても」とも思っていたので、チャレンジはしませんでした。
 半年後にWindowsマシンがタナボタで手に入ったので、それまでの間の短い活躍期間でした。
 今でも五体満足で健在で、たま〜に使ってあげています。さくさく動く環境が必要な時〜大量のデータ入力をする時などに、重宝しています。