2003-07-06

オリエンタルカレーを食べよう

カレーは健康食?

 カレーって食べ物をダイエットと言うか栄養的な面から見てみた事はありますか?
 カレーとはぶっちゃけた話、小麦粉とカレー粉を油で炒めた物を水に溶いた食べ物と言えると思います。つまりは、小麦粉で作ったスープをごはんにかけて食す料理だと。そう聞かされれば、素人目にもカロリーたっぷりな食べ物だってのはわかると思います。しかも、カレーはついつい食が進んでしまって2杯も3杯も、なんて事にも。
 これでは、せっかくのカレー粉の健康効果も、大量の野菜を食する事ができる健康効果も、打ち消されてしまうと言うもんです。「カレーを食べると元気になれる」と言う話はよく耳にするものの「カレーは健康によい」と言う話がとんとないのは、そのためなのかも知れません。
 しかも悪い事に、市販のカレールーは四角く固めるため大量の油が使われていたりします

「これではいかんな」と思ってちまき家では、カレー改革を行う事となりました。
 まずひとつは、日本カレーを食すのをやめて、インドカレーやタイカレーを食す様になろうと言う事。無印良品シリーズの中に、タイカレー詰め合わせセットがあるので、それでカレーを作る様になりました。
 でも、やっぱり日本カレーも捨てがたい…。カレールーは固めるために大量の油が使われているのなら、粉末タイプなら油の含有量が少ないのではないか? と言う事で、オリエンタル即席カレーに着目するに至ったわけです。

 後で調べてみてわかった事ですが、他のメーカーの粉末タイプのカレールーは油の含有量がそんなに少なくなってません。オリエンタル即席カレーだけが特別に油の含有量が少ないです。
 このオリエンタル即席カレーは、日本で初めて発売されたカレールー(昭和20年)だそうです。メーカーの弁によると、ルーを固めるために油を使うと、カレー本来の美味しさが損なわれてしまう、と言う事で、発売当初の姿形をつらぬいているのだそうです。
 で、どんな味のカレーなのかと試しに食べてみた所、これが「昔懐かしい味」でした。そう言えば、昭和の中ごろのカレーって、こんな味だったよな、と。辛くない、ひと味足りない、「パンチが足りない」と言う言葉がピッタリな味でした。決して不味くはないんです、それなりに美味しいんです。でも、他メーカーで言う所の「子供用カレー」と言った感じなんです。辛さに慣れてしまったちまき家では、これでは物足りません。
 いくらカロリーが安いからと言っても、美味しさを犠牲にするのはちまき家のポリシーに反します。そこで、「オリエンタルカレーを美味しくしよう作戦」が始まったわけです。


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