須原
suhara

　ＪＲの車窓から見える須原宿は、いかにも猫の額の様な平地に無理やり作ったと言った感じの街です。
　この辺一帯は明治時代に電源開発が盛んに行われ、その電力目当てに須原宿の近隣の小さな平地にも工場が次々とできたためか、市街地自体は猫の額でも、生活圏は飛び飛びに大きく広がっているのかも知れません。
　宿内は土地が狭いためか、道の整備もままならず、江戸時代のままの路地だらけで、何度も道に迷いました。
　それなりに豊かなためか、旧家はぽつりぽつりとしか残っていません。今は住宅街としての機能しかなく、お店やさんも見かけませんでした。